── 縁起を大切にする方が選ばれた、実印のかたち ──

印鑑は、日常的に頻繁に使うものではありません。
しかし人生を振り返ったとき、
節目となる大切な場面には、必ず印鑑が寄り添っています。

就職、結婚、住宅の購入、相続。
いずれも「やり直しのきかない決断」が伴う場面です。

石原印房では、
そうした場面で使われる印鑑だからこそ、
単なる道具ではなく、信頼を形にする一本であってほしいと考えています。


今回のご相談について

今回お作りしたのは、一球彫刻士完全手彫り印である

  • 御蔵島本柘
  • 13.5mm
  • お名前のみ彫刻
  • 印相体
  • 姓名鑑定付き

という仕様の印鑑です。
ご注文いただいたのは弊社の直営店であるはん次郎浦和店でございます。

ご相談時、お客様が口にされたのは
「縁起をきちんと考えた印鑑を持ちたい」という一言でした。

価格や納期よりも、
**“どういう想いで印鑑を持つか”**を大切にされているご様子が、
とても印象に残っています。


姓名鑑定を行う理由

印鑑をご検討される際、
「画数や配置は気にしたほうが良いのでしょうか」と
ご質問をいただくことがあります。

石原印房では、こうお伝えしています。

気になるのであれば、きちんと確認しておくことが大切です。

印鑑は、一度作れば
十年、二十年と使い続けるものです。

あとから
「やっておけばよかった」と思うことのないよう、
ご自身が納得できる形でお持ちいただくことを
何よりも重視しています。

姓名鑑定では、
単に画数の吉凶を見るのではなく、

  • 文字の配置
  • 印面全体の安定感
  • 実印としての品格

といった点まで含め、
印鑑として無理のない、自然な形に整えていきます。


印相体という書体について

今回採用した書体は「印相体」です。

印相体は、

  • 線が途切れにくく
  • 外枠と文字が一体となり
  • 偽造されにくい

といった特徴を持つ書体で、
実印や銀行印に多く用いられています。

古くから
守り・安定・継続を象徴する書体とされ、
縁起を大切にされる方から支持されています。


御蔵島本柘という素材

御蔵島本柘は、
国産柘の中でも特に評価の高い印材です。

  • 木目が非常に緻密
  • 欠けや歪みが起こりにくい
  • 印面が安定しやすい

派手さはありませんが、
実用性と上質さを兼ね備えた素材として、
長年選ばれ続けてきました。

「過度な装飾は求めないが、
きちんとしたものを持ちたい」

そうした方に、自然と選ばれる印材です。


ネット印鑑との違いについて

現在は、
インターネット上でも簡単に印鑑を購入できます。

一方で、

  • 機械彫りによる均一な線
  • 用途や事情を考慮しない文字配置
  • 姓名鑑定や相談の工程がない

といったケースも少なくありません。

特に、実印や印鑑証明用として使用する場合、
不安を感じられる方が多いのも事実です。

石原印房では、
必ず用途やご事情を伺い、
ご納得いただいたうえで制作を行います。

印鑑は「商品」ではなく、
信頼を預かるものだと考えているからです。


一生使う印鑑として

今回のお客様も、
仕上がりをご覧になり
「これなら安心して使えます」と
穏やかな表情でお持ち帰りになりました。

印鑑選びに、
正解は一つではありません。

ただ、

  • きちんと説明を受けたか
  • 自分自身が納得できたか
  • 長く使い続けたいと思えるか

その積み重ねが、
後悔のない選択につながります。
また一生涯保証というサービスも付属しておりますので、安心してご購入いただけるよう心がけております。


石原印房について

石原印房は、
創業百年を超える印鑑専門店として、
一本一本の印鑑と誠実に向き合ってまいりました。

ネット販売は行っておりません。
それは、直接お話を伺い、
その方にとって最適な一本をご提案したいと考えているからです。

実印・銀行印・印鑑証明用の印鑑について、
ご不明な点がございましたら、
どうぞお気軽にご相談ください。