印鑑を作るきっかけとして、
よく耳にする言葉があります。
「縁起の良い日だから」
「大安だから」
「急ぎで必要になったから」
もちろん、それらが
間違っているわけではありません。
しかし、日々お客様と向き合う中で、
私たちはある共通点に気づきました。
本当に後悔のない印鑑は、
“覚悟が決まったとき”に作られている
ということです。
実印が使われるのは、人生の転換点だけ
実印が必要になる場面を思い浮かべてみてください。
- 住宅購入
- 相続
- 結婚
- 法人設立
- 重要な契約
どれも、
人生の流れを大きく変える出来事であり、
簡単にやり直すことはできません。
実印を押すという行為は、
単なる事務作業ではありません。
それは、
「この判断で進む」
「この選択に責任を持つ」
という意思表示です。
だからこそ、
実印を手に取った瞬間、
人は無意識に立ち止まります。
「本当に、これでいいのか」
急いで作った実印が残す、小さな違和感
当店には、
実印を作り直したいというご相談も
少なくありません。
その理由は、
とても静かで、しかし切実です。
- 人前で押すと、なぜか落ち着かない
- 印影に自信が持てない
- 自分の名前なのに、しっくりこない
法務局や金融機関、
士業の先生の前で
実印を捺すとき。
その一瞬の迷いが、
思っている以上に
心に影を落とします。
実印は、
誰かに見せるためのものではありません。
しかし、
自分自身が納得できていないと、
押すたびに不安が残る
のです。
印鑑が人生を変えるわけではありません
ここで、
はっきりとお伝えしておきたいことがあります。
私たちは、
印鑑が人生を変えるとは考えていません。
事業がうまくいくかどうかも、
契約が取れるかどうかも、
決めるのは人です。
ただ、
実印を押すという
大きな決断の場面で、
迷いなく判断できるかどうか
その差は、
思っている以上に大きいものです。
印鑑は、
人生を動かす主役ではありません。
しかし、
決断するときの背中を、
ほんの数%だけ支えてくれる存在
にはなり得る。
私たちは、
そう考えています。
「覚悟が決まった印鑑」は、顔つきが違う
不思議なことですが、
覚悟が決まった状態で選ばれた印鑑には、
共通点があります。
- 印影を見たときに迷いがない
- 手に取った瞬間、納得している
- 押す所作が自然で、ためらいがない
それは、
材質や価格の問題ではありません。
その印鑑を選ぶまでの過程に、
自分なりの理由があるかどうか
ただ、それだけです。
どこに出しても、自信を持って捺せる印鑑を
**石原印房**が大切にしているのは、
派手さや流行ではありません。
- 金融機関
- 法務局
- 行政機関
- 士業の先生の前
どこに出しても、
迷わず、自信を持って捺せる印鑑。
それは、
印影の美しさだけでなく、
「この印鑑でいく」と
自分の中で決めきれているかどうかで
決まります。
縁起よりも、スピードよりも
縁起の良い日を選ぶことも、
急ぎで用意することも、
否定するつもりはありません。
ただ、
その印鑑を手にしたとき、
胸を張って押せるかどうか。
その一点だけは、
大切にしてほしいと思っています。
印鑑は、
覚悟が決まったときに作るもの。
それが、
長く後悔しないための
一番の近道だと
私たちは考えています。
最後に
実印は、
人生の重要な場面で、
静かに責任を背負う存在です。
だからこそ、
その一本には
自分なりの理由と納得を
持ってほしい。
縁起でもなく、
勢いでもなく。
「これでいく」
そう決めたときに選んだ印鑑は、
きっと
どこに出しても
自信を持って捺せるはずです。


