― ご結婚祝いに選ばれた象牙15.0mm実印 制作実例 ―
人生には、いくつもの節目があります。
進学、就職、結婚、出産。
その中でも結婚は、人生を大きく動かす特別な出来事ではないでしょうか。
新しい家庭を築き、新しい人生を歩み始める。
そんな大切な節目に、親として何か形に残るものを贈りたい。
今回ご紹介するのは、そんな温かい想いからご注文いただいた実印の制作実例です。

ご結婚される娘様への贈り物
今回のご注文は、姉妹店であるはん次郎浦和店を通じて承りました。
お客様は、ご結婚を控えた娘様へのお祝いとして実印を贈りたいとのことでした。
最近では結婚祝いといえば家電やギフト券などが主流かもしれません。
しかし印鑑には、他の贈り物とは違う特別な意味があります。
それは、
「これからの人生をしっかり歩んでほしい」
という願いを形にできることです。
住宅購入、契約、相続など。
人生の大切な場面で使う実印は、単なる道具ではありません。
親から子へ贈る想いが込められた、一生ものの贈り物です。
せっかく贈るなら良いものを
今回お母様が選ばれた印材は象牙でした。
「せっかく贈るなら良いものを」
そんなお気持ちからのご選択です。
象牙は古くから印材の最高峰として知られています。
耐久性に優れ、繊細な彫刻にも適しており、長年使用しても印影が崩れにくい特徴があります。
実印は何十年も使う可能性があるものです。
だからこそ、長い年月を共にできる素材が選ばれてきました。
石原印房でも、象牙をお選びになるお客様の多くは、
「一生使うことを前提に考えている」
という共通点があります。
女性用実印として人気の15.0mm
今回のサイズは15.0mm。
女性用実印として非常に人気の高いサイズです。
小さすぎず、大きすぎない。
実印としての存在感と使いやすさのバランスが取れています。
近年では13.5mmを選ばれる方も多いですが、
「せっかく作るならしっかりしたものを」
という方は15.0mmを選ばれる傾向があります。
特に結婚祝いとして贈る場合は、長く使えることを考えて15.0mmが人気です。
名前のみ彫刻という選択
今回はお名前のみで制作しました。
女性用実印では非常に多いご注文方法です。
その理由はシンプルです。
結婚後に姓が変わる可能性があるからです。
お名前だけで作っておけば、結婚後も変わらず使用できます。
将来を見据えた、とても合理的な選択と言えるでしょう。
姓名鑑定へのご興味
お話を伺う中で、姓名鑑定にもご興味をお持ちのご様子でした。
石原印房では、ご希望の方に姓名鑑定を踏まえた印影構成もご提案しています。
もちろん印鑑に不思議な力があるという考え方ではありません。
しかし、
「納得して作ること」
は非常に大切だと思っています。
長く使うものだからこそ、自分自身が納得できる一本を持つ。
その気持ちが何より大切です。
一級彫刻士による完全手彫り
今回の印鑑は、石原印房の一級彫刻士によって完全手彫りで制作しました。
現在では機械彫りが主流になりました。
しかし石原印房では、創業以来変わらず完全手彫りにこだわっています。
同じ名前でも同じ印影にはならない。
一本一本、その方のためだけに作られる。
それが手彫りの価値です。
今回の印鑑も、娘様だけのために作られた唯一無二の一本となりました。
印鑑は人生に寄り添う道具
印鑑は毎日使うものではありません。
しかし、人生の重要な場面では必ず登場します。
そのときに使う印鑑が、
親から贈られたものだったら。
きっと特別な意味を持つはずです。
今回のお母様の想いが、この印鑑を通して娘様へ届くことを願っています。
まとめ
ご結婚祝いとしてご注文いただいた象牙15.0mmの女性用実印。
お母様の「せっかくなら良いものを」という想い。
娘様のこれからの人生への願い。
そして一級彫刻士による完全手彫り。
一本の印鑑には、多くの想いが込められています。
石原印房では、これからも人生の節目にふさわしい印鑑を、一つひとつ丁寧にお作りしてまいります。



