―― 個人実印 黒水牛18.0mm|石原印房(群馬県みどり市大間々町)


こんにちは。群馬県みどり市・大間々町にて、創業100年を迎えた印鑑専門店「石原印房」です。
本日は、当店で黒水牛18.0mmの実印をご購入いただいたお客様のストーリーをご紹介いたします。
ただの“お買い物”ではない、人生の節目を刻む特別な体験。ぜひ最後までお読みください。


■ 息子に託したいのは「ただの実印ではない」

「正直、最初はネットで探していました。でも、どれも軽く感じてしまって…」
そう語ってくださったのは、埼玉県川越市からお越しのT様。
大学を卒業し、新社会人となる息子さんに、一生使える本物の実印を贈りたいとご相談くださいました。

T様自身も、かつてご両親から手彫りの印鑑を贈られたご経験があるそうで、

「社会に出てから、どれだけ支えられたか分かりません。
結婚、住宅購入、子どもの誕生。すべての節目で、あの一本が“背中を押してくれた”感覚があるんです。
だからこそ、息子にも“そういう一本”を持たせたいと思いました。」

とお話しくださいました。


■ 選ばれた素材は「黒水牛」――そして18.0mmの存在感

T様が選ばれたのは、黒水牛 18.0mmの印材に印相体書体で仕上げる実印
黒水牛は、天然素材の中でも高級感・重厚感・耐久性に優れた素材であり、
長年使っても変形が少なく、手彫りの繊細な線をしっかり保ち続けてくれる素材です。

18.0mmというサイズは、特に男性用の実印として人気が高く、
将来、住宅ローンや会社設立などの大切な契約場面でも、**「この人の覚悟が見える印影」**として信頼を与えるものになります。

そして印相体。
これは一筆一筆に意味と力を込めて彫刻する伝統書体であり、
姓名判断・画数・字画配置も加味しながら、**「印鑑そのものがお守りになる」**と言われています。

今回は吉相配置(当店は無料です)にて設計し、息子様の将来の成長・安定・飛躍を願う形に仕上げさせていただきました。


■ 受け渡しの瞬間

石原印房では、1本1本の印鑑を完全手彫りで仕上げています。
創業100年、代々受け継がれてきた彫刻技術と哲学をもとに、
一本の印材に真っ直ぐ向き合い、丁寧に“生命”を吹き込むように刻みます。

お渡しの日、T様は息子さんと一緒に再来店されました。
店内で実印を開封し、印影を押す息子さんの姿を見て――
T様はふと、こう呟かれました。

「俺の父も、こんな気持ちだったのかな」

その言葉が、私たちの胸にも強く刻まれています。
印鑑は単なる“道具”ではなく、想いを受け継ぐ“器”であることを、あらためて教えていただきました。


■ T様からのご感想

T様よりこのようなご感想をいただきました。

「ネットでは買えない“何か”が、ここにはありました。
モノとしての印鑑だけじゃなく、
『誰かの人生に寄り添う記憶』を受け取ったような気がします。
実際に見て、話して、選んで、贈る――その時間も含めて、一生の宝物になりました。」


■ 一生涯保証は、私たちの“覚悟の証明”

石原印房では、すべての印鑑に**《一生涯保証》**をお付けしております。
それは単なる“サービス”ではありません。
「私たちが彫った印には、最後まで責任を持つ」――これが100年続く印鑑へのこだわり、覚悟の証です。

欠けた、擦れた、長年使って印面が薄くなった。
理由は問いません。
いつでも、何度でも、無料で修理・再彫刻を承ります。

印鑑は、その人の人生とともにあるもの。
だからこそ、私たちは“一生を通して寄り添う”存在でありたい。

それが、石原印房の変わらぬ想いです。


■ “ネットにない価値”がここにある

私たちはネット販売をしていません。
それは、誰にでも売ることで、価値が下がってしまうものがあると考えているからです。

ご来店いただき、直接会話をし、素材や書体、仕上がりの意味を一緒に確認しながら仕上げる――
この**“一生に一度の体験”**こそ、当店の本当の価値だと考えています。

印鑑は「押す」だけの道具ではなく、
あなたと、あなたの大切な人の未来を“守る”存在であってほしい。

そう願いながら、今日も一刀入魂で彫り続けています。

黒水牛